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2016/01/14 17:34


【神武天皇が幼少期を過ごされたという皇子原(おうじばる)方面から、高千穂の峰をのぞむ】


日本のはじまり

 2月11日は、第一代の天皇である神武天皇が、大和の橿原の地で天皇の位につかれたと伝えられる日です。神武天皇の国造りによって、それまで、日本列島の各地で争いが絶えず、不安定であったのが一つにまとまり、稲作を中心として安定した生活が営まれるようになりました。また、日本はこの時からずっと、天皇を国の中心にして続いてきました。

 『日本書紀』には、神武天皇は「辛酉の年春正月朔」に即位したと書かれています。けれどこれは旧暦による日付だったので、明治時代になってから西暦に換算してみました。すると、神武天皇の即位された日は、紀元前660年の2月11日となりました。そこで明治6年、政府は2月11日を日本の誕生を祝うのに最もふさわしい日と定め、「紀元節」と名づけました。

廃止をのりこえて

 昭和23年、GHQの占領下で「紀元節」は廃止されてしまいました。

 自国の起源が教えられないことで、国民は、国家意識が希薄となり、自国の歴史に根をおろすことができなくなってしまいます。建国記念日は、その国を構成する国民にとって、最も大切な日なのです。
 昭和27年、日本は自由と独立を回復しました。すると廃止されていた紀元節を復活してほしいとの国民の声も高まっていきました。そしてついに昭和41年、改めて2月11日を「建国記念の日」として国民の祝日に加えることができました。日本人は、自国の誕生日をようやく取り戻したのです。
 しかし国は建国記念行事を行っておらず、子供たちは学校でも教わることがないために、家庭や地域で知る機会を作らなければ、やはり自国の建国を知らない人になってしまうでしょう。

 これらの本は、悠久の歴史を持つわが国の、建国のロマンに触れることができます。

               

 そもそも「祝日」とは、記念する日であって、単に休養を取るための「休日」とは異なります。
 2月11日には、縁の深い橿原神宮や各地の神社で紀元祭が斎行されています。また、神武建国に由来する場所はいくつもあるので、訪れてみるのもおすすめです